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プロフィール
HN:
sug-u(村田藤吉)
性別:
男性
職業:
医療関係でほぼ雑用
趣味:
無い
自己紹介:
ハワイ生まれ。関東と大阪で育ち、87年〜10年ほど東京で過ごし、現在関西僻地在住。
過去の経歴は謎に包まれた怪人吸血忌男爵。
アシ歴、持ち込み歴、読み切り短編、商業誌に掲載された歴多数。
まぁ誰にも相手にされない、異端なカウンターカルチャー、前衛&アングラ・エログロナンセンス暗黒耽美部門。
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いざ進めよ、いばらの道を。 漫画家「復帰」?「脂肪」?オッサンのボンクラシャンソン日記。 自分ではオルタナないし、アングラ系部門だと言ってますが、あまりこだわらないで行こうかと… 年取ってもまるくなりまへ〜ん!
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 動画じゃないとヌケないなんて寂しいこというなよ。別にヌクことだけが目的じゃない。見てモンモンムラムラするだけでも価値があるのではないか。想い出にもなる。

ホント最近忙しい。こんなに忙しいのは高校〜専門学校の学生時代以来だろうか?

 10代の頃は仕事もしてないのに忙しかった。いや、親のスネかじりしてるだけじゃなくバイトもしていたか。

 僕の10代といえば80年代である。わりと典型的なボンクラ文科系男子「宝島小僧」だったと思う。が、
「グミチョコレートパイン」の主人公たちほどは極端じゃなかった(笑
オーケンはその辺少し作ってるんじゃないかと思われるがどうだろう。

 高校受験の時、男子高なんて絶対行くもんか!強く思ったものだ(笑
私立はだいたいが男子高だった。
だが、奈良の橿原学院は共学でデザイン科があった。受験する気満々だったのだが、一度下見に行ったら、自宅からとんでもなく遠くて断念した。当時の担任にも絶対途中で通学が嫌になるぞと言われたっけ。

 両親は僕がお金のかかる私立に行くかもしれないという可能性も考え、僕に取引を求めてきた。「もし公立に行ったらマイコン(レトロパソコン)買ってやる」と。
当時マイコンつってもまぁピンキリで僕が欲しいと思ってた機種はかなり高価なものだった。
僕は更に新しいステレオとオリンパスのカメラも付けろと交渉(笑
結果、僕は私立を一切受けず公立普通科共学一本だけだった。で、受かった。
共学の高校行けばカノジョくらい出来るだろうとずいぶん甘くノンキに考えていたものだ(笑

 高校に入学したら漫研に入る気満々だったのだが、漫研は今で言うキモオタの巣窟と化していた。入部して同じグループと思われた日にゃ〜、モテ度が下がってしまうと敬遠した。
学校ではガンダムなどアニメが好きだということは隠し通した。
漫画描いてて同人誌作ったりなことも隠していた。同じ学校に一名同人仲間がいたが一切、校内ではソレ系の話しないようにしていた。

 家では、マイコンのゲームに飽きたらず、自分でプログラムを組んでアドベンチャーゲームなどを作ったり、エロいドット絵を描いて喜んだり、
プラモもせっせと作っていた。ガレージキットにまで手を出し、フィギュアを自作していた。当時、海洋堂は会員制で会員に入ってもいた。
大学ノートに延々と肉筆漫画も描いていたし、同人誌もやっていた。というオタクっぷり。
好きだった女優のフィービー・ケイツのスクラップをつくる辺りはまだかわいいもんだが、
エロ本のスクラップもマメに作っていたし、自給自足のためのエロ漫画まで描く辺り、キモオタよりキモいじゃないか!と突っ込みを入れたいところだ。

 見事に家の顔と学校の顔使い分けるペテン師だった。
ちなみに大阪に住みながらも家では関東弁でしゃべっていたな。関東生まれなもので。

 完全に文化系かというと、
実は小学生時代、ソフトボールチームに入ってピッチャーだったり、体操習いに通っていた。
中学の最初の一年は柔道部でその後軟式テニス部だった。
その名残りが残っていたせいか、
高校になっても懸垂で校内記録を出してしまった。カラダが軽くそのわりに筋力があったためか。
腕立て伏せ100回毎日やってたせいか。

 更には、高校1年の16歳の時に中型二輪(現在は普通二輪)免許を取得し、いきなり250ccのバイクを乗り回していた。
まったくボンクラ文科系男子としてあるまじき行為である。なんだか申し訳なくて断罪したい。

 まったくモテなかったかといえば、そうでもなかった。
確かにまだ童貞ボーイだった僕は女子の扱い方がさっぱり分らなくてどうしたものか?と思っていたが、女子の方からかまってもらえてた。
ある女子に「どんなタイプが好み?」と聞かれ今となってはなんて答えたのか覚えてないが、「ちょうどいい子がいるから紹介してあげる」とお見合いさせられたこともあった(笑
じゃ付き合おうかというこになったんだが、そこはやはし女子の扱い方の分らない童貞ボーイなので、直ぐ自然消滅してしまった。
友だちのようにフツーにしゃべることは出来るんだが、口説き方がさっぱり分らない!
口説いてどうすればセックスまで到達するのか?
てゆーか、関東生まれの僕にとって大阪弁で愛語らうのって、恥ずかし過ぎる。
「好きやねん」とか言うのか? やはりブルース調でか? 背筋が寒くなるなぁ。

これではイカン!と思い、仲良かった二つ下の従妹相手にレッスンした。レッスンというとなんかイヤラシいな(笑
まぁ、実際イヤラシいことしたんだけどな(笑
チチモミ、尻モミだけにとどまらず裸にひんむいてモミ倒した。
従妹は何故かあまり嫌がらなかった。露骨に嫌がってたら暴走も止まったんじゃなかろうかと思う。
ある時には仏壇のロウソクをポタポタと垂らしてやったら、凄くコーフンした(バカかよ!
同じ部屋で寝たこともあった。
僕は真夜中にコッソリ起きて、バナナをむいて従妹のアソコに突っ込んでやろうと考えていたが、不覚にも朝までぐっすり眠ってしまった(不覚で良かったよ!
寝てる従妹のパンツの中にテニスボールを入れたことはあったんだが。
今考えると本当申し訳ない。てゆーかセクハラしただけで全然レッスンになってないし。
僕がそのような悪事を働いたのと関係があるのかどうか分らないが、その後従妹が僕を異性として好きになってしまい困ったりした。
更に申し訳なくて、未だその従妹と会うとなんだか気まずい。
まだ結婚してないというのが罪悪感チクチクだ。早く結婚してくれ。たのむ。
セックスまでしなかったのが救いか。

 自宅では完全に文化系だったが、マメにバイクで峠を攻めに行っていた。
かなり急カーブの多い峠だったので一番速く走れるバイクは2ストロークの125ccだと分るようになり、中古でHONDA MBX125Fを買った。
原型の車種がなんだか分らなくなるほど改造して、峠の最速を目指したりもした。
125なんて乗ってるのは自分だけと思ってたら、いつも攻めに行く峠にYAMAHA RZ125に乗る男が現れた。同じ最速を目指す125同士ライバル視しながらも直ぐ打ち解けた。が、彼はその峠でまだまだ若い命を散らせてしまった。
同じ頃僕は車と正面衝突で救急車で運ばれた。
125は危険この上ない。2ストロークのバイク自体危険だと思う。なのでもう現在ではあまり走ってないようだ。てかもう生産してない?
走る場所を生駒サーキットに変えた。サーキットなら思う存分走れる。
だが、生駒サーキットはカートコースで、50ccの原チャリしか走ってはいけなかった。
一度、250の自分のバイクでコッソリ走ったつもりが見付かってすげー怒られたな。
それでものめり込んで、ガソリンスタンドでバイトした金注ぎ込んでHONDAゴリラを改造しまくった。最高時速100キロオーバーするゴリラだ。レースにも出た。
煙草吸い出したのはバイク仲間の影響だったな。

 高校二年でようやくカノジョができた。が、3つ年上の同じガソリンスタンドで働く社会人の人だった。
でもセックスしてるよりバイクで暴走してる方が楽しかった。
同級生のカノジョが欲しかったが結局できなかった。制服とセックスしたかったよ。ってソレ現在のロリコンな僕の願望なのでは? 僕はブレザー派です。

 自宅ではキモオタ、映画にライブ観に行き、夏はバイク仲間と吉野川でキャンプ。
高校時代はバンド組むことはなかったが、ギターはかじっていた。
アンダーグラウンドなインディーズのレコードも買い漁った。
ホント忙しい毎日だったな。

 近所のレンタルレコード屋の店員がイヤなヤツで、
借りようしたレコードをレジに出すと、こちらを値踏みするように見て嫌みを言うのだった。
で、当時の僕は何かギャフンと言わせる手はないものかと考えた。
オレは童顔だからなめられるのかなと思い、ヤンキーとは違った恐い兄ちゃん、パンクスになろうと決意。
当時のフールズメイトや宝島見て研究。元々中学時代にBOW WOW WOW聴いてVivienne Westwoodの服に衝撃を受けてたせいか研究というか直ぐのめり込んでしまった。
でも最初のパンクファッションはヘンテコだったな。
ミリタリーショップで買った軍払い下げの迷彩パンツに安全靴、ガーゼシャツは高校生には高価だったんでパンクショップで買ったパンクプリントTシャツをズタズタに切り裂き、スタッズベルトにスタッズリストバンド、とどめはモヒカン。
でも童顔だったの全然恐くないという(笑

そのカッコで、レンタルレコード屋に見参。
案の定、イヤな感じの店員は僕の姿に衝撃を受けていた。
というかカッコと童顔な顔のギャップに衝撃を受けていたのではなかろうか(笑
それでまさか当時熱を上げてたアイドル水谷麻里のレコードを借りるワケにはいかず、
スターリンの「虫」を借りた。
水谷麻里のレコードだったらネタになったのに。それくらいの遊び心は欲しいものだ。
でもホント、つくづく異常行動でバカでしょ?

 その異常行動でバカの根源にあるのは、性衝動とかモテたいという気持ちから出発してるのは云うまでもない。
簡単にセックスに到達してたら、異常行動でバカというのは抜け落ちてしまうことになるのではないだろうか。
そういう意味では簡単にセックスに到達するってのはつまんないことだと最近よく思うのだ。

 エロ漫画描いてモテればいいのになぁ。
エロ漫画って生活的に安定するからという理由で描くか迷い中だ。
アングラ少女にモテるようなエロ漫画、狙って描こうかな。
いや、真剣にモテたい。カノジョはいるんでカノジョが欲しいという感じじゃないんだけど、
面倒じゃない程度に話の合うアングラ嗜好の若い女性の友だちが欲しい。浮気にならない程度で。
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地震びびったよ。飛び起きて速攻で着替えて逃げる準備した。
電気がぐわんぐわんとめっちゃ揺れてたなぁ。
うちの両親、地震のほぼ震源地の辺りに住んでるんだけど、特に問題無かったようだ。
何かあったらまず弟から連絡入る筈だし。


地震といえば、東京の阿佐ヶ谷に住んでた頃わりとデカイ地震があった想い出が。
91年くらいかな?
私は漫画家になりたくて、給料の良かったゲームソフト開発会社を思い切って辞めて、
同じくJR中央線の国分寺に住むNさんというマンガ家さんのアシスタントをやっていた。
外薗昌也さんと専門学校時代同級生だった方で、外薗さんとも仲良くしてらした。
その縁かどうかは忘れてしまったけど、漫画ブリッコでデビュー歴あったりして、その後はかわぐちかいじのアシスタントをやりつつアフタヌーンで四季大賞を受賞されて、アフタヌーンから単行本を2冊出されていた。

私がそんなNさんのアシに入った時には、失礼だけど少し落ちぶれてらして(笑)、
月刊ペースで近代麻雀に連載と、不定期で双葉のアクションに描いたりされていた。
専属アシは私だけだったけど(私の前にもう一人いたけど直ぐ辞めてしまった)、そんな状態で本当にアシなんて必要なのか?といつも疑問に思っていた。一人で描けるんじゃないのかなぁ?と。
まぁ確かに、かわぐちかいじの作画密度に近いくらいは描き込んでたから、一人だと大変だと思うんだけど、Nさん結婚してらして小さなお子さんが2人いらっしゃった。奥さんは育児があるんで働きに出れなかった。ほんとアシ雇う余裕ってあったんだろうか?と未だに不思議に思う。

キャッチボールの相手もしたり、格闘ゲーム(スーファミのスト2)の相手や、プールに連れてかれたりもしたな。
なんか仕事してたより一緒に遊んでたという印象が強いな(笑
よく呑みにも行った。他のマンガ家さんの仕事場へ仕事の妨害しに行ったりもした(笑
国分寺界隈のマンガ家とそのアシたちを集めて草野球もやっていた。かわぐちかいじの草野球チームに勝つのが目標だった。
ちなみにかわぐちかいじと電話で会話すると常にペンをカリカリする音が聴こえる伝説や、かわぐちかいじが草野球やった後、なんか右手親指が痛いなと思いつつも、まぁ気にせずそのまんま一週間ほど漫画を描き続けたのち、いちお病院行っておくかと行ったら親指骨折してた伝説というのがあったな。

Nさんとは仕事は同じ部屋だった。だいたいラジオが付けっぱなしになってて、もう延々仕事しながらくっちゃべっているような感じだった。
仕事中にビール出してくれたこともあった。信じられないほどちゃらんぽらん(笑
〆切り前に泊まり込みということも恒例になってた。

で、深夜にオールナイトニッポン聴きながらNさんと原稿を進めていたら、
突然どデカイ地震発生! Nさん宅はアパートの2階だったので凄い揺れた。
キッチンの棚が崩れ落ち、漫画や資料がぎっちり詰まった本棚も倒れかかってNさんは悲鳴を上げながら本棚を支えていたな。
幸い地震は直ぐ収まった。オールナイトニッポンは生放送だったので、石野卓球とピエール瀧の慌てふためく怯えた声も印象に残っている。

東京に住んでた頃の地震の想い出って、それくらいしか覚えてないなぁ。

Nさんのアシ時代、なんというか青春な感じで楽しかった。
ネーム書いたら、ちゃんと見てくれる方だったし。なのでマメにネーム書いては見てもらうのも楽しみのひとつだった。
お前の描く女の子キャラは可愛いから、女の子を主人公にした漫画を描けとお題を出され凄い悩みまくったりもした。
私が月刊漫画ガロじゃなくて、結局駕篭真太郎さんが描いてらした雑誌に投稿したのも、Nさんのアドバイスも大きいかもしれない。
Nさんも元々は岡崎京子さんと同じく漫画ブリッコ出身だし。
私が90年代、なんとなく岡崎京子さんの画風を意識してたのもその辺がルーツかも?

きくち正太さんのところでアシをしてて、かつスコラのコミックバーガーにも不定期で読み切りを描いていたMくんという人がいて、Mくんは年齢も同じでとりわけ漫画と音楽のシュミが合う人だった。
Mくんに誘われてフリッパーズギターみたいなバンドやろうと言われたこともあったな。って考えると、ホントつくづく「デトロイトメタルシティ」の主人公というのは時代錯誤過ぎるな。ネオアコもしくはギターポップ聴いてたピークってその頃だっつーの。ちゃんと調べて描かないからオレみたいなマニアに突っ込まれるんだよ(笑
Mくんは結局、ふいに故郷の山口に帰ってしまい、残された私はガーンとショックを受け、寂しくなってしまった。で、どーせなら自分の漫画に専念しようと、Nさんのアシを辞めたのっだった。勝手に逃げるように…(そうじゃないと辞めさせてくれないと思った
辞めてなかったら遊んでしまって、いつまでも自分の漫画が完成しなかったんじゃないかと思う。

って、全然地震の話じゃなくて、最初のアシ時代の想い出になってしまったな。

自分の漫画を描くようになってから、やはり勝手に逃げるように辞めたのでNさんとは疎遠になってしまった。
失礼だけど、消えたマンガ家になっちゃったかと思ってた。お子さん2人養うだけでも大変だろうし。近代麻雀をたまに見ても名前が出てないし。

googleってどういう仕組みになってるのかよく分らんのだけど、検索してもNさんの名前はヒットしなかった。

ところがさっき、検索してみたらなんと何故だかヒット!
Nさん、あれからも漫画を描き続けていらっしゃった! 単行本が結構出てるじゃん。最近では06年に出していた。
もーちょっと詳しく調べたかったけど、それ以上調べがつかなかった。
まだ現役だよね?

漫画における基本的な作画を教えてくださった方なので、またお会いしたい。
話は全然合わないんだけど、色々つもる話もあるしなー。
Nさんも現役だったんで、Mくんもどこかで描いてたら嬉しいんだけどな。

てか、お会いしたいのなら少しは顔向け出来る様頑張らねばな。


前回の記事で、体内に毒を持つジャコウアゲハにも触れたが、もうちっと書いてみたい。

体内に毒を持ってるアゲハチョウは、ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、トリバネアゲハの3種かな?

子供の頃、特にトリバネアゲハの標本が見たくて、よく博物館に通ったものだ。
トリバネアゲハは種類も豊富、模様のバリエーションも豊富で博物館の標本は本当に圧巻であった。マーク・ボランもブギーとたじろぐ大自然のグラム・ロッカーたちなのだ。寒くてごめん。

トリバネアゲハもジャコウアゲハ族で、幼虫の時期はウマノスズクサを食草としているらしい。
ウマノスズクサから摂取した毒はアルカロイドだと聞いたことがある。
アルカロイドといわれてもよく分らんのだが、あれじゃないのか? マジックマッシュルームに含まれてるという、あれ。
だとすれば、マジックマッシュルームやトリップサボテンを食ったというオーケンは、ジャコウアゲハも視野に入れてたんではなかろうか?(笑
てか、合法ドラッグとかその手の本読んだことないんでよく知らないのだが、
ふと、ジャコウアゲハも合法ドラッグとして紹介されてたりして?と思ったのである。

ライブパフォーマンスでセミを食った女ヴォーカリストもいたが、セミよりジャコウアゲハを試してもらいたかったなぁ。
その女ヴォーカリストは「たまたま飛んできたから、食べただけ」だそうだから、たまたま飛んできたのがジャコウアゲハだったらどうなってたんだろうか?

そういえば、オーケンの「くるぐる使い」に、くるぐる美那が蝶を食べる描写があった。あれはもしや、オーケン、やはりジャコウアゲハを食うことを考えてたんじゃ? まぁ、冗談だけどさ。

でも、アボリジニとかがシャーマンの儀式で食ったりとかはなかったのだろうか?と素朴に思うが、捕まえるの難しいだろうな、と素朴に思う。かなり高速で飛ぶらしいので。アボリジニが必死こいてトリバネアゲハを捕まえようとするところを想像すると素朴におかしい。

アゲハチョウの幼虫はだいたい、鮮やかなグリーンでガチャピンに似てユーモラスな姿だ。ヌイグルミがあったら欲しい。
たまに遊ぶことがあるチズルさんという人は、アノマロカリスのヌイグルミを大切にしている。アノマロカリスのヌイグルミがあったらアゲハチョウの幼虫のヌイグルミもあってもいいと思うが。害虫だからダメなのか? 
オレも自分の好きなへんないきもののヌイグルミが欲しい。
ウミウシのヌイグルミとか出しても一部には支持されることうけあいだと思う。
一番人気はムカデメリベか?

アゲハチョウの幼虫の話に戻る。基本的にみんなガチャピンぽいんだけど、キアゲハの幼虫は模様が独特でなんか草間弥生か?という感じ。形状は普通にアゲハチョウの幼虫している。
だが、ジャコウアゲハの幼虫は一般的なアゲハチョウの幼虫の姿からかけ離れてる。誰風かなぁ? 現代美術に詳しくないんで、ちょっとどなたの作品か分らないけど、現代美術だな、こりゃあである。
毒を摂取するのと何か関係あんのかな? あんな形状になっちゃうのは。
ジャコウアゲハのサナギもちょっと禍々しいカタチなせいか、民間伝承に登場することもあるくらいだ。
民間伝承では「お菊虫」という名で親しまれている。
由来は、有名な怪談「皿屋敷」にある。
「皿屋敷」は江戸の「番町皿屋敷」がよく知られてると思うが、日本各地に「皿屋敷」は点在している。
お皿を数えるお菊の亡霊が、虫の姿をかりてこの世に帰って来たという。
どうも、ジャコウアゲハのサナギが当時大量発生したらしい。幼虫のバージョンもあったりする。
水木しげる辺り描いてそうな気がするが、どうなんだろう?
女神転生シリーズのデザイナー、金子一馬も描いている。
「真・女神転生 デビルサマナー」に通常敵キャラ、妖虫オキクムシとして登場。プレイしてた当時、何の伏線もなく突然エンカウントして、かなりのけぞったよ。
もうあれほどグロテスクな敵キャラって他にはないだろうと思えるくらいだったので。子どもがプレイしたら泣くぞ。
しかもメガテンシリーズなだけに仲間にも出来ちゃうし(笑
やはり、やり過ぎだったのか、2作目の「デビルサマナー ソウルハッカーズ」になると出てこない。
3作目の「葛葉ライドウ」にはポリゴンになって再登場するんだが、金子一馬絵からグロテスクさがかなり削ぎ落とされてた気がする。
当時、金子一馬絵のオキクムシのトレカを色んな人に貰いまくったなぁ(笑

あと、お菊虫は漫画では諸星大二郎の「妖怪ハンター」にも出てた気がする。台詞だけだったかな?
「妖怪ハンター」の稗田礼二郎の考察では、お菊虫と、菊理媛が混同されてた記憶がある。
日本書記では、呪的逃走を計る伊邪那岐命とそれを追わせてる伊邪那美命を仲裁する感じで登場する菊理媛だが、それって混同していいんかいな?と。
確かに「菊」が「聞く」で、黄泉比良坂で生者と死者の間を仲裁したので、シャーマン的な位置にあり、
井戸で黄泉大神の声でも聞く巫女だったのかも?とは考えられるんだが…
で、巫女の力が無くなったら、生け贄として井戸の中へ捨てていたとか…
また、菊理媛といえば、山岳地方で信仰されている白山姫と同一視されるようになった経緯がよく分らない。
そも、黄泉比良坂でどうやって仲裁したのか日本書記には書かれていない。登場するのもそのくだりのみだし、謎が多い女神ではある。

そんな感じで、何年か前調べまくったんだけど…
というのは以前の記事に何度か書いたと思うんだけど、
03年に自殺してしまった、当時まだ10代だった少女の友人が菊理媛となんかかぶるんスよね。
不思議ちゃんだけじゃなくて、自らカラダを傷つけるとか、巫女っぽいメンタリティ。もうリスカとかそんなレベルじゃなかったもんなぁ。いつでも場所を選ばず体中どこでも躊躇無く切ってしまう。そういえば、自傷のことを儀式って言ってたな。
幻聴が聴こえるとも言ってたんだけど、それはちょっとウソくさい。
オーバードーズもしやがるんで、何度か薬取り上げたことがあったが、幻聴抑えるような薬は皆無だった。幻聴が聴こえたとしても一時的なだけなんじゃ?
薬飲み過ぎた副作用とか。
でも、飛び降り自殺というのが、井戸に捨てられる巫女を連想させた。
実家が諸星大二郎のいう更屋敷である窪地で、更には白山姫神社の近くだった。
名前までが、なんかそれっぽい。

なんか話がジャコウアゲハからトンデモな方向に走ってしまったけど、
菊理媛は、古代から巫女として日本各地の皿屋敷に何代にも渡り、神の声を告げていたのかも。彼女はその末裔だったんじゃ?なんて、あくまで私の妄想でしかない。私も諸星大二郎同様、お菊虫と菊理媛を混同してるし。
彼女の死を無理矢理納得させたかったんだな。

彼女の件はもう吹っ切れてるんだけど、どーせ性悪女だし(笑
時折思い出して、忘れられないようなら、いっそ自分の漫画のキャラにしてしまえ!ということで考えてみた。
彼女の長所をのばし、性悪な性格は削ぎ落としてわりとポジティブシンキングなキャラにして、
手始めに4コマのネームを書いた。
勿論、本名そのまんまはマズイので、白山菊子と命名。
高校生で、恋愛を楽しんでるようなグループには入れない、さえない女の子。
昼休みの食事中に、うんこの話をしたりして、食事中はどっかへ行けと言われちゃったり、うんこが好きな白山と呼ばれたり、ヤマチャンというおっさんみたいなあだ名で呼ばれるが、恋する男子のあだ名もヤマチャンだったもんで、まんざら悪くないみたいな、とにかく痛い子だけど、ポジティブシンキング。
作者としは、その恋する男子とくっつけてあげるつもりもないけど、ポジティブシンキング。
イヤなことがあって凹んでても、自販機でジュース買おうとしたら、1本余計に出てきただけで、もう気分はハッピー、人生バラ色みたいな。ノイローゼかよ?
その恋する男子ヤマチャンも実はかなりボンクラで、そんな2人の学園生活を軸にした、かなり地味な4コマって、、、どうかと思うけど。
「青春幸福番外地 アンポンタン・ヤマチャンズ」
没かなぁ…

ドラクエ9のパーティにも彼女を加えてみた。同じ髪型が無くて困ったんだけど。
白山菊子をどういう名前にするかも悩んだ(今作、5文字まで入る)。
「キクコ」だと地味だし、痛さをアピールしようと「キクコヒメ」にしてみた。
まず「旅芸人」や「盗賊」などの職でバカなスキルばかりを身につけさせ、
今作は、装備がオシャレだと「みりょく」のパラメーターが上がり、みりょくが高いとモンスターが見とれて攻撃してこないことが度々。
でも、まだキクコヒメに見とれたモンスターはいない(笑
専用武器は凶悪な感じがする、オノがいいかな。
で、うまのふん持ち係。
そんなんで中ボス戦やったら、一回全滅した…
たのむぜ、キクコヒメ!

私の漫画から黒く妖艶なジャコウアゲハのように羽化出来たら幸いである。

_____________________________________
追記:
なんかずいぶん自分の記憶だけでいいかげんなことを書いてるんじゃ?と心配になったんで、ネットで検索してみた。
まず、世界最大級の蝶(標本でも見たことないけど、横幅30センチを超えるのもいるらしい)、トリバネアゲハの幼虫とサナギなんて初めてみたよ!! 感動!! ネットって凄いんだな。海外の蝶だし、博物館て成虫の標本しかなかったんだよ。基本的なラインは、やはりジャコウアゲハの幼虫を思わせる。めっちゃ現代美術でガチャピンじゃない。ただジャコウアゲハの幼虫と比べると、なにか次元が違うというかスケールが違う。ベニモンアゲハの幼虫も同じく、ジャコウアゲハの幼虫に似てた。なんかダークサイドに堕ちたガチャピンという感じもする。

で、やっぱりベニモンアゲハは、そも日本には分布しておらずって書いてあったよ。やっぱし、自分が子どもの頃持ってた昆虫図鑑、変だったんだな(笑
せいぜい迷蝶として日本に来てしまう程度らしい。

やっぱり「擬態」には専門用語があった。シロオビアゲハはベイツ型擬態だってさ。

あと、アルカロイドも調べてみたけど、何やら難しくてよく分らんかった(笑)。でもかなり危険でサイアク死ぬかも?と思った。まぁ多分、食ったら直ぐ吐き出してしまうと思う。
「絶対に、ジャコウアゲハを食べないように!」 ←VOWのネタかよ(笑
オーケン、間違っても食うなよ〜。

あと、ビックリだったのはジャコウアゲハもトリバネアゲハも幼虫は共食いすることがあるんだって! 草食なのに!? で、かなり繁殖力が高いらしいから、さながら怪獣大決戦だな… で、昔の人はそんな様を見てお菊虫を発想したのかも。

なんか久しぶりにネット巡回を楽しんだな。
でも、やっぱし蛾のサイトには恐ろしくて近づけないなぁ…

あ、あと白山姫神社の「姫」という漢字間違ってます。コピペすんのもめんどいんでそのままにしておきます。
ちとグロテスクな話をするがいいか? 食事前とか食事中には読まないように。

んと、うちのマンションなのだが、マンション内に1本だけそこそこ大きな木が植えられている。
その木は夏になるとクマゼミの温床と化し、うるさくてたまらん。
クマゼミというのは日本最大級のセミだけあって側でみると、異様に迫力がある。なんかギーガーの絵みたいだ(笑

それだけなら、まだいいのだが…

「羊たちの沈黙」。何が恐いって、私はポスターにも描かれていた、あのガがとてつもなく気持ち悪くて、本当のおっかない。
最初に「羊たちの沈黙」観た時は、あのガが夢に出てきたほどだ。ああ、恐ろしい。

私が昆虫の中で最も恐怖してるのは、ゴキブリとガである。本当に気持ち悪過ぎて、戦慄すら覚えるほどだ。
クモ恐怖症はアラクノフォビアというが、ガは何フォビアっていうんだろう?

念のため断っておくが、クモやムカデなども勿論、はげしく苦手だがそれらは昆虫ではない。あくまで昆虫の中での話ということで。

ゴキブリは我が家には現れないので、まだいいのだが、
うちのマンションに植えられた1本の木。クマゼミだけでなく、今の時期ガの温床にもなっているのだった。ギャー!!

ガの中でもヤママユガが日本最大級の大きさかな? 幸いにもあんまり見ることは無いけど。
「羊たちの沈黙」で知られるスズメガも結構大きいだけに、これまたはげしく恐怖だ。
最悪なことに、うちのマンション内で生息してやがるのは、まさにそのスズメガなのだ。ギャー!!

「羊たちの沈黙」で知られるスズメガは、正しくはメンガタスズメという種類だ。
メンガタスズメにも、ヨーロッパメンガタスズメとか、ドクロメンガタスズメ、クロメンガタスズメと色々種類があり、
いや〜んなことに、なんと! 日本にも生息してるんですよ。
埼玉県なんか絶滅危惧種にしているとか。
本当にガがおっかなくて、検索して詳しく調べるのも無理…

先日、かなり雨が降ったところなんでみんな流されてしまえと思ってたんだが、生き残った大量のスズメガが一斉に羽化する気がする…


ガは苦手でも、チョウは平気だったりするんだけど、それって変なのかな?
チョウは平気というよりむしろかわいい。模様もキレイだしね。
アゲハチョウの幼虫もガチャピンみたいでかわいいじゃないか(笑
全然抵抗なく触ることも出来る。

以下、専門家でないので勘違いしてたら失礼。
鳥などが捕食するのは、主にガの方らしい。
ガは幼虫の時期に毒針を持ってるものも多いが、成虫になるとなくなってしまう。ドクガという鱗粉に毒を持ってる種類もあるが。
チョウに比べ飛ぶのが苦手という理由もあるだろう。オオスカシバという例外的に高速で飛ぶガもいるが。
胴体がデブってることもあって鳥としても食べごたえがあるんだろうな。
なので、ガのヤツラは進化の過程で、捕食者に嫌われるよう色々考え抜いたんだろうな。あれやこれやと。その結果、人間にすら不快感を与えるというほどにまでなったのではなかろうか?
中にはジャコウアゲハ(の♀)とそっくりな模様を持つというガまでいる。何故ジャコウアゲハか? ジャコウアゲハは体内に毒を持っているので、捕食者は避けて通る。つまりそんな毒蝶に擬態することで身を守ってるなんて、お釈迦さんでも気付くまいといった塩梅なのだろう。オドロキである。
ちなみにアゲハモドキというガなのだが、ガがアゲハチョウに擬態してるのでは無く、むしろアゲハチョウの一種ではないかという説もあるらしい。そう云われると、シロート考えではギフチョウに近いのかな?などと思ったりもする。

アゲハモドキは実際に見たこともあって、ジャコウアゲハよりだいぶ小ぶり。
ギフチョウなら触れるんだが、アゲハモドキはちょっと無理かな…


体内に毒を持ってるアゲハチョウでは、ジャコウアゲハ以外に、ベニモンアゲハというのがいる。ジャコウアゲハと同じく、共に幼虫の頃にウマノスズクサ科の植物を食草としているため、ウマノスズクサ科の毒素が体内に蓄積されて育つ。
なので、ジャコウアゲハに擬態してる他のアゲハチョウもいれば、ベニモンアゲハに擬態するアゲハチョウもいる。
ちょっとここで「擬態」という言葉を使うことが正しいのかあやふやだけど… なんか専門用語があったような気がする。
私が知ってる範囲では、
ハッキリと擬態するのは、シロオビアゲハくらいか。
シロオビアゲハは、子供の頃に昆虫図鑑でその生態の面白さに大変魅せられたものだ。
沖縄にもいるらしいんだけど、東南アジア方面の熱帯のチョウなのに、なんで「日本の昆虫図鑑」に載ってるのかも不思議だったなぁ。
シロオビアゲハの面白いところは、模様が2種類あるということ。
まぁ、オスとメスで模様が違うチョウなんて珍しくもないんだけど、そうじゃなくて、完全に異なる模様がふたつある。
遺伝で、ベニモンアゲハとそっくりな模様になってるシロオビアゲハというのがいる。体内に毒を持ってないシロオビアゲハが毒蝶ベニモンアゲハに擬態して、身を守ってると考えられてるらしいということだ。なんかSFやな。フィリップ・K・ディックお得意のシミュラクラネタみたいだ。

まぁ、シロオビ、ベニモンにしろ自分の住む本州には生息しないアゲハチョウなんで、珍しさで子供の頃キョーミ持ったのかな。模様もキレイだしな。

オレなんで、昆虫のことを熱く語ってるのか?



寮生活3ヶ月目くらいに差し掛かった頃、
「キミは部屋も隣でクラスも一緒なんだし、ケンジ(テラヤマの名前)と仲良くしてやってくれんか」と元小学校教員の寮長に言われた。
まぁ確かに、友だちがスポックだけじゃ不憫だわな。と思いしぶしぶテラヤマの部屋を尋ねた。
あ〜あ、アブないコンビにオレも加わり、アブないトリオと見なされてしまうとはダークな青春よのう。にしても、今更何て言って仲良くすりゃいいんだ?と考えあぐねてるうち、いつのまにかテラヤマの部屋の玄関まで無意識に入っていた。ドアが開け放されていたのだ。やべ、何て言うんだオレよ?と一瞬思ったが、直ぐ言葉が出た。かなり興奮ぎみで。
なんと、テラヤマの部屋の棚にアニメ「銀河鉄道の夜」の細野晴臣の手によるサントラ、銀色のジャケのアナログ盤が飾られていたのであった。
「このサントラめっちゃええよね!!」 
更に、テラヤマの机を見てギョーテン。夜想などのアングラな書籍がズラっと並んでて、机の上のアナ・トレント主演「カラスの飼育」のパンフも気になったが、戸川純のカセット「裏玉姫」が置かれてあった。
本能のままに「あ、裏玉姫やん! 貸して! 貸して!」と言った。
テラヤマはどもりなが言った。「じ、じ、じゃ、○○君(私の名前)がよく聴いてる、女ヴォーカルでデジタルなヤツあっただろ? そ、そ、それ貸してよ」
へ? 女ヴォーカルでデジタルなヤツ? ひょっとしてPSY'Sかな?と思い貸してみたら、やっぱりPSY'Sのことで、彼は以前から気になっていたという。
ということは、オレかなり大ボリュームで聴いてたんだな。オレの方はテラヤマの聴いてる音楽ちっとも聴こえてこなかったというのに。
うるさくても文句を言わないテラヤマって…

ホント今思えばテラヤマは「グミチョコレートパイン」の山之上君のようだったなと思う。ブルマパクったりとかは残念ながらなかったのだけれど。

テラヤマは、貴重な同士だったのである。
上京したとたん、東京グランギニョルの舞台が無くなってて、泣く私に彼は、
東京グランギニョルに関する雑誌の記事などを見せてくれたり、HEAVY METALのエンキ・ビラル特集号を買い逃したー!と思ってたら、テラヤマが持ってたり。
私は代わりに宝島やフールズメイト、ドール以外にもまだマニアックな音楽雑誌があることを教えた。テクノポップ中心の音楽雑誌テッチーであった。
テラヤマの方が色々知ってて上を行ってたけど、
そんな感じで色々情報交換してゆく中で打ち解けていった。


恥ずかしいけど当時の私と私の部屋を晒そう。
ドロップキックであけた穴もあるぞ(笑
壁に貼ってるのはフィービー・ケイツとか戸川純ですな。
就寝前なので髪をおろし、ヤンキーが履いてたようなスウェット履いてる。
アラン・ミクリの眼鏡も時代を感じますな。

更には、テラヤマはイラストが上手かった。上手いというより、やたらとセンスがイイ。18歳の少年のボキャブラリーではとても出てこないようなアングラなイラストを描いていた。

でも、テラヤマ&スポックというコンビはやはりというか何かとバカにされていた。
スポックはともかく、私はテラヤマがバカにされるということがどうにも悔しかった。サザンとかTUBEとかBOφWYとかマドンナと聴いてるようなくだらない連中だとなおさらだ。
何か手を打たなければ。
ファッション雑誌MEN'S NON-NOで悪いお手本、ヘンテコな非モテファッションとしてパンクスタイルがめちゃめちゃにこき下ろされていたこともまだ忘れてない。

テラヤマをライブに誘っても、「い、い、いや、寮の門限22時までだし、そ、そ、それにライブハウスなんて恐くて行けない。俺、ほ、ほ、ほら服装もダサイから」と言われた。
ライブハウスというところはオシャレなカッコして行かねばならないというおかしな思い込みもあったようだった。
そのようなことを聞いて当時の私は黙り込むしかなかったのだが、
今なら、バカだねライブなんてどんなカッコで行ってもいいんだよ!むしろ地味なカッコの方が目立たないし気楽でいいじゃんよって言ってやるところなのだが、
当時の私もライブハウスというところはオシャレなカッコして行かないといけないみたいなおかしな思い込みがあったのだった。お酒の種類もまだよく分ってなかったしな。分らなかったら聞けばいいだけのことなのに。

私はふと、同人誌を作って、バカにしてるヤツらにテラヤマのイラストの凄さを見せつけて見返してやろうと目論むものの、
テラヤマは対人キョーフ症と共に、見ず知らずの他人に自分の絵を見せるのが恐くて無理病でもあったので、何度話を持ちかけても断られてしまっていた。
私にさえ、自らの絵を見せるのが恥ずかしそうだった。
というかそれ以前に、私と会話を交わすのさえいつまで経っても緊張が抜けず、
私は彼から距離を置かれたままだった。
彼が本当に心を許せるのはスポックしかいなかったのだ。
そのスポックから、テラヤマは私のことをどう思ってるのか聞いたことがあった。
兎に角、取っ付き難い。ライブハウスの前でたむろってるパンクスの兄ちゃんみたいで緊張する。
確かに当時の私はモヒカンほどカゲキでないにせよ髪を軽くスパイキーにしたり、
よくガーゼシャツやらラバーソウルを愛用していた。が、そこは絶えず金欠の学生だったのでほとんどバッタもんであった。
当時インディーズ御三家といえば、有頂天、ラフィンノーズ、ウィラードで、
ウィラードの衣装を手がけていた、原宿のBL∀CKという店はそんなに高くなくてたまに買うこともあった。
当時のゴシックファッションはBL∀CKと、下北沢辺りにある海外から買い付けてくる店くらいにしかなかったと思う。
自分の好みのデザイナーズはスタジオアルタ内のDEPTにあったりしたんだけど、目ん玉飛び出そうな金額だったんで近寄らないようにしていた。
ア・ストア・ロボットももうどこにあったか忘れてしまった。

ダムドやウィラードのゴシックファッションに憧れたり、あとテクノバンドだけど、プラスチックスのファッションをマネたりもしていたなぁ。
ほとんどは手近な店で安く売ってたバッタもんでごまかすという中途半端ファッションだったのに、なんかテラヤマにはオシャレだと誤解されていた。
時代的にまだ男のピアッシングも珍しかったせいもあったのかもしれない。
あるいは乱暴な大阪弁が駄目だったのかも。

とまれ、完全に打ち解けていたワケではなかったのだった。

1年なんかホントあっという間に過ぎようとしていた。
ウザイ寮なんかとっとと出てゆくべく、引っ越しの準備に追われていた。
テラヤマの方が一足先に寮を出て行った。
彼が出て行くさい、連絡先の住所のメモを貰っていた。

そして、私も寮を出て一人暮らしに慣れてきた頃になっても、2年になってから何故かさっぱりテラヤマともスポックとも学校で会うことがなかった。どういうわけだろうと思いつつ、テラヤマに手紙を出すことにした。
連絡先のメモを改めて見たら、東京じゃない。どうも実家らしかった。早くも都落ちか?
ところが、出した手紙はどういうわけか宛先不明で戻ってきてしまった。
もはや、テラヤマがどこにいるのやら分らなくなってしまった。

寮に残って学生2年目まで過ごすつもりのアホがたった一人だけいた。
スポックである。
スポックなら、テラヤマの正しい住所を知ってるかもしれないと思い、私は久しぶりに寮へ向かった。
ところがスポックの部屋がもぬけのからだった。何事かと寮長に聞いたら、何でも友だちが一人も居なくなってノイローゼになって、何か暴れたらしく一旦精神病院に収容され、その後実家へ強制送還されたという。
なんだかどえらいすれ違いに呆然となってしまった。

そんな頃だったと思うんだけど、「今どこにいるの?」という内容の手紙が実家宛に届き、ずいぶん遅れてから転送されて受け取った。
その手紙の差出人はフールズメイトかなんかの文通欄で知り合った音楽の趣味が合う同い年の女子で、
同じタイミングで上京するので、上京したらライブハウス行ったりお芝居観たりして遊ぼうねと約束していた。
で、彼女と連絡とったら彼女は既に都落ちしていた。
彼女の場合、親のスネかじりスネ夫で気楽な私と違い、上京と同時に一人暮らし、そして就職という年齢的にハードな生活を強いられていたのだった。
ああ、寮にいる頃に手紙を受け取っていれば…
母は女の子からきた手紙だったもんで、転送するのに躊躇してたのか?
またしてもすれ違い。

彼女は「人生って、グミチョコレートパインだと思う」なーんて深いことは言わなかったが、
「若いって、目先にニンジン吊るされて走ってる馬みたいでバカよね」と言ったのがなんか印象に残った。

結局、貴重な同士テラヤマと再会することはかなわなかった。
確かに彼は社会に適応が難しいタイプではあるけれど、私のような中途半端な人間と違って本物なのだと思う。何故、本物なのに埋もれてしまう?
どうにか埋もれてゆく本物を浮上させられぬものか。
埋もれてしまうという結果が分っていれば、どうにか出来たのか?

多分、出来なかったな… 
と私は過ぎ去った時間という、どうにもならないものにケリをつけるべくつぶやいた。




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