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sug-u(村田藤吉)
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男性
職業:
医療関係でほぼ雑用
趣味:
無い
自己紹介:
ハワイ生まれ。関東と大阪で育ち、87年〜10年ほど東京で過ごし、現在関西僻地在住。
過去の経歴は謎に包まれた怪人吸血忌男爵。
アシ歴、持ち込み歴、読み切り短編、商業誌に掲載された歴多数。
まぁ誰にも相手にされない、異端なカウンターカルチャー、前衛&アングラ・エログロナンセンス暗黒耽美部門。
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いざ進めよ、いばらの道を。 漫画家「復帰」?「脂肪」?オッサンのボンクラシャンソン日記。 自分ではオルタナないし、アングラ系部門だと言ってますが、あまりこだわらないで行こうかと… 年取ってもまるくなりまへ〜ん!
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前回の記事で、体内に毒を持つジャコウアゲハにも触れたが、もうちっと書いてみたい。

体内に毒を持ってるアゲハチョウは、ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、トリバネアゲハの3種かな?

子供の頃、特にトリバネアゲハの標本が見たくて、よく博物館に通ったものだ。
トリバネアゲハは種類も豊富、模様のバリエーションも豊富で博物館の標本は本当に圧巻であった。マーク・ボランもブギーとたじろぐ大自然のグラム・ロッカーたちなのだ。寒くてごめん。

トリバネアゲハもジャコウアゲハ族で、幼虫の時期はウマノスズクサを食草としているらしい。
ウマノスズクサから摂取した毒はアルカロイドだと聞いたことがある。
アルカロイドといわれてもよく分らんのだが、あれじゃないのか? マジックマッシュルームに含まれてるという、あれ。
だとすれば、マジックマッシュルームやトリップサボテンを食ったというオーケンは、ジャコウアゲハも視野に入れてたんではなかろうか?(笑
てか、合法ドラッグとかその手の本読んだことないんでよく知らないのだが、
ふと、ジャコウアゲハも合法ドラッグとして紹介されてたりして?と思ったのである。

ライブパフォーマンスでセミを食った女ヴォーカリストもいたが、セミよりジャコウアゲハを試してもらいたかったなぁ。
その女ヴォーカリストは「たまたま飛んできたから、食べただけ」だそうだから、たまたま飛んできたのがジャコウアゲハだったらどうなってたんだろうか?

そういえば、オーケンの「くるぐる使い」に、くるぐる美那が蝶を食べる描写があった。あれはもしや、オーケン、やはりジャコウアゲハを食うことを考えてたんじゃ? まぁ、冗談だけどさ。

でも、アボリジニとかがシャーマンの儀式で食ったりとかはなかったのだろうか?と素朴に思うが、捕まえるの難しいだろうな、と素朴に思う。かなり高速で飛ぶらしいので。アボリジニが必死こいてトリバネアゲハを捕まえようとするところを想像すると素朴におかしい。

アゲハチョウの幼虫はだいたい、鮮やかなグリーンでガチャピンに似てユーモラスな姿だ。ヌイグルミがあったら欲しい。
たまに遊ぶことがあるチズルさんという人は、アノマロカリスのヌイグルミを大切にしている。アノマロカリスのヌイグルミがあったらアゲハチョウの幼虫のヌイグルミもあってもいいと思うが。害虫だからダメなのか? 
オレも自分の好きなへんないきもののヌイグルミが欲しい。
ウミウシのヌイグルミとか出しても一部には支持されることうけあいだと思う。
一番人気はムカデメリベか?

アゲハチョウの幼虫の話に戻る。基本的にみんなガチャピンぽいんだけど、キアゲハの幼虫は模様が独特でなんか草間弥生か?という感じ。形状は普通にアゲハチョウの幼虫している。
だが、ジャコウアゲハの幼虫は一般的なアゲハチョウの幼虫の姿からかけ離れてる。誰風かなぁ? 現代美術に詳しくないんで、ちょっとどなたの作品か分らないけど、現代美術だな、こりゃあである。
毒を摂取するのと何か関係あんのかな? あんな形状になっちゃうのは。
ジャコウアゲハのサナギもちょっと禍々しいカタチなせいか、民間伝承に登場することもあるくらいだ。
民間伝承では「お菊虫」という名で親しまれている。
由来は、有名な怪談「皿屋敷」にある。
「皿屋敷」は江戸の「番町皿屋敷」がよく知られてると思うが、日本各地に「皿屋敷」は点在している。
お皿を数えるお菊の亡霊が、虫の姿をかりてこの世に帰って来たという。
どうも、ジャコウアゲハのサナギが当時大量発生したらしい。幼虫のバージョンもあったりする。
水木しげる辺り描いてそうな気がするが、どうなんだろう?
女神転生シリーズのデザイナー、金子一馬も描いている。
「真・女神転生 デビルサマナー」に通常敵キャラ、妖虫オキクムシとして登場。プレイしてた当時、何の伏線もなく突然エンカウントして、かなりのけぞったよ。
もうあれほどグロテスクな敵キャラって他にはないだろうと思えるくらいだったので。子どもがプレイしたら泣くぞ。
しかもメガテンシリーズなだけに仲間にも出来ちゃうし(笑
やはり、やり過ぎだったのか、2作目の「デビルサマナー ソウルハッカーズ」になると出てこない。
3作目の「葛葉ライドウ」にはポリゴンになって再登場するんだが、金子一馬絵からグロテスクさがかなり削ぎ落とされてた気がする。
当時、金子一馬絵のオキクムシのトレカを色んな人に貰いまくったなぁ(笑

あと、お菊虫は漫画では諸星大二郎の「妖怪ハンター」にも出てた気がする。台詞だけだったかな?
「妖怪ハンター」の稗田礼二郎の考察では、お菊虫と、菊理媛が混同されてた記憶がある。
日本書記では、呪的逃走を計る伊邪那岐命とそれを追わせてる伊邪那美命を仲裁する感じで登場する菊理媛だが、それって混同していいんかいな?と。
確かに「菊」が「聞く」で、黄泉比良坂で生者と死者の間を仲裁したので、シャーマン的な位置にあり、
井戸で黄泉大神の声でも聞く巫女だったのかも?とは考えられるんだが…
で、巫女の力が無くなったら、生け贄として井戸の中へ捨てていたとか…
また、菊理媛といえば、山岳地方で信仰されている白山姫と同一視されるようになった経緯がよく分らない。
そも、黄泉比良坂でどうやって仲裁したのか日本書記には書かれていない。登場するのもそのくだりのみだし、謎が多い女神ではある。

そんな感じで、何年か前調べまくったんだけど…
というのは以前の記事に何度か書いたと思うんだけど、
03年に自殺してしまった、当時まだ10代だった少女の友人が菊理媛となんかかぶるんスよね。
不思議ちゃんだけじゃなくて、自らカラダを傷つけるとか、巫女っぽいメンタリティ。もうリスカとかそんなレベルじゃなかったもんなぁ。いつでも場所を選ばず体中どこでも躊躇無く切ってしまう。そういえば、自傷のことを儀式って言ってたな。
幻聴が聴こえるとも言ってたんだけど、それはちょっとウソくさい。
オーバードーズもしやがるんで、何度か薬取り上げたことがあったが、幻聴抑えるような薬は皆無だった。幻聴が聴こえたとしても一時的なだけなんじゃ?
薬飲み過ぎた副作用とか。
でも、飛び降り自殺というのが、井戸に捨てられる巫女を連想させた。
実家が諸星大二郎のいう更屋敷である窪地で、更には白山姫神社の近くだった。
名前までが、なんかそれっぽい。

なんか話がジャコウアゲハからトンデモな方向に走ってしまったけど、
菊理媛は、古代から巫女として日本各地の皿屋敷に何代にも渡り、神の声を告げていたのかも。彼女はその末裔だったんじゃ?なんて、あくまで私の妄想でしかない。私も諸星大二郎同様、お菊虫と菊理媛を混同してるし。
彼女の死を無理矢理納得させたかったんだな。

彼女の件はもう吹っ切れてるんだけど、どーせ性悪女だし(笑
時折思い出して、忘れられないようなら、いっそ自分の漫画のキャラにしてしまえ!ということで考えてみた。
彼女の長所をのばし、性悪な性格は削ぎ落としてわりとポジティブシンキングなキャラにして、
手始めに4コマのネームを書いた。
勿論、本名そのまんまはマズイので、白山菊子と命名。
高校生で、恋愛を楽しんでるようなグループには入れない、さえない女の子。
昼休みの食事中に、うんこの話をしたりして、食事中はどっかへ行けと言われちゃったり、うんこが好きな白山と呼ばれたり、ヤマチャンというおっさんみたいなあだ名で呼ばれるが、恋する男子のあだ名もヤマチャンだったもんで、まんざら悪くないみたいな、とにかく痛い子だけど、ポジティブシンキング。
作者としは、その恋する男子とくっつけてあげるつもりもないけど、ポジティブシンキング。
イヤなことがあって凹んでても、自販機でジュース買おうとしたら、1本余計に出てきただけで、もう気分はハッピー、人生バラ色みたいな。ノイローゼかよ?
その恋する男子ヤマチャンも実はかなりボンクラで、そんな2人の学園生活を軸にした、かなり地味な4コマって、、、どうかと思うけど。
「青春幸福番外地 アンポンタン・ヤマチャンズ」
没かなぁ…

ドラクエ9のパーティにも彼女を加えてみた。同じ髪型が無くて困ったんだけど。
白山菊子をどういう名前にするかも悩んだ(今作、5文字まで入る)。
「キクコ」だと地味だし、痛さをアピールしようと「キクコヒメ」にしてみた。
まず「旅芸人」や「盗賊」などの職でバカなスキルばかりを身につけさせ、
今作は、装備がオシャレだと「みりょく」のパラメーターが上がり、みりょくが高いとモンスターが見とれて攻撃してこないことが度々。
でも、まだキクコヒメに見とれたモンスターはいない(笑
専用武器は凶悪な感じがする、オノがいいかな。
で、うまのふん持ち係。
そんなんで中ボス戦やったら、一回全滅した…
たのむぜ、キクコヒメ!

私の漫画から黒く妖艶なジャコウアゲハのように羽化出来たら幸いである。

_____________________________________
追記:
なんかずいぶん自分の記憶だけでいいかげんなことを書いてるんじゃ?と心配になったんで、ネットで検索してみた。
まず、世界最大級の蝶(標本でも見たことないけど、横幅30センチを超えるのもいるらしい)、トリバネアゲハの幼虫とサナギなんて初めてみたよ!! 感動!! ネットって凄いんだな。海外の蝶だし、博物館て成虫の標本しかなかったんだよ。基本的なラインは、やはりジャコウアゲハの幼虫を思わせる。めっちゃ現代美術でガチャピンじゃない。ただジャコウアゲハの幼虫と比べると、なにか次元が違うというかスケールが違う。ベニモンアゲハの幼虫も同じく、ジャコウアゲハの幼虫に似てた。なんかダークサイドに堕ちたガチャピンという感じもする。

で、やっぱりベニモンアゲハは、そも日本には分布しておらずって書いてあったよ。やっぱし、自分が子どもの頃持ってた昆虫図鑑、変だったんだな(笑
せいぜい迷蝶として日本に来てしまう程度らしい。

やっぱり「擬態」には専門用語があった。シロオビアゲハはベイツ型擬態だってさ。

あと、アルカロイドも調べてみたけど、何やら難しくてよく分らんかった(笑)。でもかなり危険でサイアク死ぬかも?と思った。まぁ多分、食ったら直ぐ吐き出してしまうと思う。
「絶対に、ジャコウアゲハを食べないように!」 ←VOWのネタかよ(笑
オーケン、間違っても食うなよ〜。

あと、ビックリだったのはジャコウアゲハもトリバネアゲハも幼虫は共食いすることがあるんだって! 草食なのに!? で、かなり繁殖力が高いらしいから、さながら怪獣大決戦だな… で、昔の人はそんな様を見てお菊虫を発想したのかも。

なんか久しぶりにネット巡回を楽しんだな。
でも、やっぱし蛾のサイトには恐ろしくて近づけないなぁ…

あ、あと白山姫神社の「姫」という漢字間違ってます。コピペすんのもめんどいんでそのままにしておきます。
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