90年代に入って、
やたらと、オルタナティブ・ミュージックという言葉を耳にするようになった。
いわゆるオルタナ系。
以前から、みんなその言葉の意味解って使ってるのか凄い疑問だった。
んで、昨日買った、想い出ぽろぽろ状態のオレにとどめをさした本というのは、
地引雄一著「STREET KINGDOM 東京ロッカーズと80'sインディーズシーン」という86年に出版された本の復刻版。
オレは86年に買ってたんだけど、友人にあげてしまった後、やっぱりあげなきゃ良かったなぁ(笑)と後悔してたところだった。
東京ロッカーズというのは勿論リアルタイムじゃないけど、その本はリアルタイムで読んでるんで懐かしい。
地引雄一という方は、テレグラフなるインディレーベルも運営しておって、そのレーベルからリリースされたカトラ・トゥラーナの2ndもリアルタイムで聴いてたしなぁ。
もう、表紙の新宿ロフトの写真からして懐かしい。
ZELDAのヴォーカル、高橋佐代子が15歳中学生って(爆
復刻版は改訂増補に加え、当時のバンドたちのライブ模様のDVDが付いているのだ。
出来れば、あのバンドのライブ模様も収録して欲しかったと云い出せば、ホントきりがないんだが、スターリンとINUは抑えといて欲しかった… G-シュミットもだな。
P-MODELは古いものも結構観たと思うんで、はしょられてていいんだけど、
後追いのゴスロリちゃんはAUTO MODが観たいんじゃなかろか。
招き猫カゲキ団はもう少し鮮明画像にならないのか?とか。(全盛期のZELDAなら映画「ビリーザキッドの新しい夜明け」で観れます)
でもカトラ・トゥラーナのライブ模様だけでもかなり嬉しい。アレルギーも嬉しかった。
(オレのPC環境では、ようつべもニコニコ動画も観れない)
んで、オルタナ系という言葉に戻るけど、
その地引雄一がうまく定義してるんで、引用。
「ひとつの枠に規定されない」ないし、「既成の価値観にとらわれない」。
また、「非商業主義的音楽(アンチ・コマーシャル)の意味合いを託される場合もある」。
以上。
さて、オルタナ系と呼ばれてる音楽の全てが本当にオルタナ系か。
オレは確かに本当の意味でのオルタナ系を好むけど、
漫画を描こうとしてる者としての立場的にはこだわってはいない。
原稿料貰って、自分をマンガ家として軌道に乗せて行くことを考えるようになったら、オルタナ系であることに無理が生ずるんじゃないかな。
オレは商売のために漫画を描いてる職人だぜ!と云ったら、また編集さんに爆笑されるかもだけど(笑
でも、オレはアーティストより、目指すのは職人だと思ってる。だからアングラだとかにこだわらない。こだわらないということにこだわる。
唯一、オルタナ系と呼べる漫画誌は青林工藝舎のアックスだけだな。
マイナーって言葉で片付けられるような雑誌じゃないでしょ。
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