もう外出時、革パン履くようになりました。
また「愛の井口昇劇場」も借りてたんで、再び観ました。
「クルシメさん」、「クルシメさんと私」、「わびしゃび」、「俺の空(くう)」、「アトピー刑事」がセットになってるという内容。
「クルシメさん」はビアンの方たちにウケたという話を聞きまして、
「そうだったのか?」と思い、再び観たくなりましたんです。
まぁ、確かにそんな感じもするような…
「わびしゃび」、実験映画のようだけど、なんか切ない。
「アトピー刑事」は何回観ても爆笑。
なんか、全体を通して、コンプレックスがあるので他人と上手くコミュニケーションとれない、
でも気になる人がいて、コンプレックスと葛藤しながら、友情だの恋だのと関わってゆく。
んで、そのコンプレックスがグロい感じである場合が多い。
女性の口元フェチか?と思うほど、口元のショットが多い。
そしてなにか、ほんわかとほのぼとしている。グロほのぼの?
そういった点が井口昇節として、「恋する幼虫」へと昇華したのだなー、と思った。
にしても、最寄りのTSUTAYAで、「愛の井口昇劇場」借りるの、オレだけだろうな(苦笑
そういや、ちょっと前、富野由悠季氏の若いクリエーターたちに向けたトークをmixiのニュース?かなんかで読んだんだけど、
ちょっと反論したかった。
ワシが18の頃、富野氏のトーク聴きに行ったことあるんだけど、なんかその時と同じような印象を受けた。
「寂しい人なんだな…」、と。
自分が行ったトークでは、トークが終了しても、富野氏にサインをもらおうとする者が誰一人いなかった。
反論したいのは、富野氏が言った「SFマニアはSFをつくるな」と、
「面白いSF映画は『2001年宇宙の旅』くらいなもんで、他に無い。『禁断の惑星』なんか全く面白くなかった」
その辺に対してっすね。
「劇場版Ζガンダム」(3作共キッチリ観に行きました)失敗作にしといて、何言ってやがる、このハゲ!(笑
と云いたいところだけど。
じゃ、オレってSF描いちゃイカンのか?(笑
キューブリックってSFマニアじゃないの? SFにも精通してると思うけど。 「博士の異常な愛情」、「時計じかけのオレンジ」は名作じゃないの???
だいたい、SF小説書いてる巨匠ってみなSFマニアじゃん(笑 フィリップ・K・ディックなんか、自分が子供の頃愛読してたSF小説を金庫に保管してたって有名な話だよね?(笑 プラスチック爆弾でその金庫、穴を空けられちゃうんだけど(笑
「アニメおたくはアニメをつくるな」の方が理解しやすいんだけどなぁ。
まぁ、云わんとするこたぁ解るんだけどね。
なんか、富野さん、過去徹底的にSFマニアに攻撃されまくられたから、怨みでもあんのかなぁ?と思ってしまう。
山本直樹(SFマニアじゃないと思うけど)なんか、自らの単行本で1ページまるまる富野さん叩いてたこともあったし(笑
SFマニアに偏見あるでしょ。SFマニアって、富野さんが思ってるような人ばかりじゃないっすよって云いたかった。
特に「スターログ」読んでた世代は、好奇心旺盛で色んなものに興味持ってる方が多いと思うんだけどなぁ。鈴木いづみのエッセイなんか載っちゃう雑誌だよ? SFも好きなんだけど、SFだけに固執してるわけではないというスタンスだった。
あ、でも、星野之宣の「2001夜物語」は科学考証が「スターログ」で結構叩かれてたなぁ… ま、中にはイジワルなSFマニアもいるということで。
オレの見解だけど、「2001夜物語」を叩くべきは、科学考証より、パロディとパクリの境界が曖昧になってるところだと思う。
まるで自分のオリジナルです!と云わんばかりじゃごじゃりませんか。あまり有名でないSF作品を引用してるところは。
引用したSF作品のリストも載せるべきだと思う。
脱線したけど、「禁断の惑星」オレは面白いと思うよ。少なくとも若い頃は好きだった映画だ。
オレが18歳までに観た名作SF映画をリストアップしてみると、
「未来世紀ブラジル」、「惑星ソラリス」、「ストーカー」、「エイリアン」、「ブレードランナー」、「タイムアフタータイム」、「ゴジラ(54年版)」、「ロッキーホラーショー」、「スキャナーズ」他クローネンバーグ作品多数、「遊星からの物体X」、「ニューヨーク1997」、「スローターハウス5」などなど、書き出したらきりがないくらいあるじゃん。
自分は「スターウォーズ」はSFだと認識してません。
それと、個人的にジェイムズ・キャメロンは好きになれません。
超能力ものも入れてしまったけど、超能力ってSFか?というと判断しかねるけど…
「イレイザーヘッド」、ゴダールの「アルファヴィル」もSFなのか判断しかねるところ。
「メトロポリス(オリジナル)」、「バーバレラ」は今観たらどう思うかなぁ?
特撮映画というくくりならもっと出てくる。
「アルゴ探検隊の大冒険」とか。
他には内容がくだらなくても、ジム・ヘンソンとブライアン・フロウドのタッグは凄く夢を与えていただきました。
というか、今ふと、J・G・バラードの小説で映画化されたの「クラッシュ」だけかー、と思ったら切なくなってきた…
「ハイライズ」もそのうち公開されるそうで楽しみにしておりますが。
いいかげん、「結晶世界」映画化してください。
コードウェイナー・スミスはありえないとしても、
ジェイムズ・ティプトリーJr.の「たったひとつの冴えたやり方」なんかいいんじゃないでしょうか。
ブライアン・オールディスの「地球の長い午後」なんかも。
出来ればCG使わないで。
過去作品のリメイクばっかやってないでさー。
結局、SFってつくづく一般には理解され難いジャンルなのだなーって思ってしまう。
日本で一番読まれてるのって、ダニエル・キイスだと思うし。
ここ10年くらいで、大きい本屋じゃないとハヤカワSF文庫って置かなくなったよね…
漫画の注文が来てもSFって、たとえエロでもいい顔されないんだよなー。
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