「ピクニックatハンギングロック」
10年以上ぶりに観たかな。今観ても映像の美しさは色あせず。
やっぱし、「エコール」、「小さな悪の華」よりワンランク上の映画だと思います。
「エコール」は最初に学校に入って来る女の子が東洋人でガクっとなったり、衣装もイマイチ工夫がなかったり、それがちゃんとクリアされてればもっとイイ映画になったんじゃないかと思うだけに惜しい。
1900年のオーストラリアが舞台。実際にあった事件を元にしている。
ボッティチェリの天使に形容されるミランダの美しさと妖しい存在感、解かれることない謎と共に神秘と幻想に包まれるようなカンジ。そして複雑怪奇な少女のメンタリティが恐い。
監督のピーター・ウィアーは「刑事ジョンブック」でもアーミッシュの生活を描いてたり、文明批判なのかな?とも思う。その辺、最近だとMナイトシャマランがそうなのかな。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督「1980」
マニアックな内輪受け映画か?と期待してたらそうではなかった。
80年代グラフティ的とも違うようで、あくまで1980年という年の物語。
1980年はどういう年だったのか?と興味あるなら一見の価値ありだけど、そうでなければお勧め出来ないという、ちと中途半端な印象を受けた。
岡崎京子の「東京ガールズブラボー」好きなら観てよって感じ?
どうせヒットはしないんだから(笑)、潔く内輪受けにして欲しかった。
キャスティングは割と内輪受けになってるんだけど、
三木聡、園子温、松尾スズキ関連で出てる役者ばかり。
美術は凝ってたし、小道具も当時の物を使ってたり。
台詞も、ああ当時こんな会話してたよなぁとか。割と思い出ぽろぽろではあるんだけど、
オリンパスのバカチョンカメラ、俺も持ってたよ!とか、俺もテクノカットにこだわってたよ(苦笑)とか、
蒼井優の聖子ちゃんカットは爆笑したけど、鈴木慶一も笑った。
そうね、YMOばっか聴いてたよね、ヘッポコなウォークマンで(苦笑
抹消したいダサダサな過去を観せられてるような…(笑
でもハっとなるようなイイ台詞がちらほらあったなぁ。
ケラリーノサンドロヴィッチ。通称ケラ。演劇方面で有名になってしまったけど、
ケラの主催するインディレーベルのナゴムレコードの音源よく買ってなぁ。
で、有頂天というバンドのリーダーだった。
イカ天によるいわゆるバンドブームの前も、ちょっとバンドブームだった。
有頂天がメジャーデビューした時は、有頂天が出たTV番組全部録画してたよ。
そのビデオテープはどこへいってしまったのか。
ケラの次の映画に期待しよう。
「グミチョコレートパイン」はまだ観てないし。

松尾スズキのミュージカル「キレイ 神様と待ち合わせした女」のDVD、在庫が少なくなってたんで、慌てて注文しやした。
迷わず2000年版の方を。余裕があれば、2005年版も欲しいなぁ。
画像が2005年版です。何故か寺田克也がジャケ描いてるけど、
逆柱いみりじゃダメなの?
05年版はキャストが一部変更されてるらしい。
鈴木蘭々と高岡早紀という方が追加されてるけど誰? 有名なの?
奥菜恵とバトンタッチ? じゃ歌の感じもかわるんじゃ?
変わらないのは伊藤ヨタロウの老けなさ加減と歌の巧さか。
ほんで今日もTSUTAYAが半額なので借りに行っちきます=3
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